陥入爪治療記:その3の1〜第三次(惨事?)大戦(1)

あ~まただ…

8月にはいる。また、いや~な感じが足指に漂っている。痛みがあるとか、痒いとか、腫れているとか、そういうのではないのだが、なんというか妙な不快感がある。すわ、再発か?悪化する前に何とかしなければ…。ヨードチンキ、マキロン、そのたもろもろを総動員する。とにかく、足指を清潔に保たなければ…。またもや、この時点で医者に行くという発想はなかったようである。だが、明らかに症状がない状態ではなかなか説明もしにくく、消毒しながら様子見をすることにする。今回は、これで約3ヶ月を過ごすのだが、悪くもならず良くもならず、よくもまぁそんな状況に甘んじていたと、今なら反省できる。

今度はサル卒業か?K医院へ。

さて、8月の間だましだましやってきたのだが、もう限界だろうという症状が発生した。8月も暮れるという週明け、ふと足を見ると爪の脇から赤いもの(不良肉芽)がちょこっと顔を出している。来たか~と思いつつ、今回は「すぐに医者に行こう!」と決意する。しかし、今回はS医院ではないのだ。ネットでいろいろ調べたあげく、電車を使うことになるが、実績のあるK医院に行くことにした。今回は、痛みもほとんどないので、さくっと外来に飛び込む。

K医院は、待合室も明るく天井も高い、今時の医院という感じである。受付のカウンターの端っこには、液晶モニタが設置されてDirectorで作成したと思われるムービーがエンドレスで流れている。内容は、医院の宣伝と医療費、保険料、その他もろもろの統計資料など、である。暇なので眺めることにする。

ちょっとK医院のことを紹介しておくと、テナントビルの一室にある入院施設もない医院なのだが、整形外科、皮膚科、リハビリテーション科などを診療科目に持ち、すべて院長が一貫してみるという(規模からいえば仕方ないのかもしれないが)、私から見れば安心できるタイプの医院である。すでに書いたとおり、待合室や診療室、処置室などは明るく開放的で、病院にありがちな暗さがなく、実はこの点は私には物足りないのだが、最近の若い人にはいいのだろう(といっても患者は年寄りが多いが)。

しかも、K院長はパソコン好きである。診療室にはPowerMac G4と巨大な液晶モニタが設置され、DELLのサーバとネットワークで接続されている。サーバは、レントゲン写真が伝送され、保存したりするために業者に勝手に設置されたものであるという。ほんとうはマックだけでやりたいという院長は、私の話をことごとく無視した(私はマックがあまり好きでない)。

陥入爪治療記:その2の3〜第二次大戦(3)

陥入爪治療記

陥入爪治療記:その3の2〜第三次(惨事?)大戦(2)

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