十二指腸潰瘍治療&ピロリ菌退治記:その3の1〜鼻から内視鏡!?その3(尿素呼気試験編)

十二指腸から出血、潰瘍と判明し、鼻から内視鏡を入れられ、潰瘍が消えたのを確認してピロリ菌の退治となる話を、ここまでで書いた。今回は、退治の薬を飲んで2ヶ月が経過し、菌の有無をチェックしてもらうということでまたもTクリニックに出向いたのであった。しかも、前回のようにいきなり躓いたわけだが…。

前科者には冷たい

今回は、先週のうちに、

ピロリ菌退治の検査のためにいきます!

と、しっかりと電話で告げたつもりであった。ついでに、インフルエンザの予防接種もしたい、と告げた。前者は

特に予約はいりませんよ。

とのことだったのだが後者は予約が必要ということなので、

ではお願いします。

と日にちを指定したのであった。

そして今日出向いたところ、

今日は何用で?

と受付でT看護師に尋ねられたので、

ピロリ菌の退治がうまくいったかの検査です、そう、呼気何とか?

と伝えたところ、もうひとりいた看護師(医療事務?)の女性が

予約は取っていますか!

と割と強い口調で尋ねてきた。うむ、これは前回の遅刻がまだ尾を引いているのだな、と認識して

その旨は伝えたはずですが…。

と言えば、では確認します、とのこと。インフルエンザの予防接種の予約はしっかり入っていて、問診票の記入と体温の測定を求められる。

問診票に記入し(基本的に、何も「なし」)、体温を測る。体温は低めに出るたちだが、案の定36度を切っている。その数値を記入して、受付まで持って行きたいのだが、なぜかタイミングを図る小心者の私である。おそるおそる声を掛けると、思ったより快活な声。

すいませんねぇ、本当にすいません…。

と心の中でつぶやきつつ、お声がかかるのを待つのであった。

まずは注射から

すぐに声がかかると、そこには若い看護師の女性が。ああ、その明るい笑顔、私は忘れません!まさしく天使のように見えますと心の中でつぶやきつつ、診察室に入るとそこにはT先生が。

では先に予防接種からやってしまいましょう。

と問診が始まる。基本的に何も問題ない旨伝えると、では腕を出してとくるので、あれよあれよという間に接種が終わった。インフルエンザの注射は非常に痛いと皆言うのだが、それほどではない。まぁ、あとにどういう風になるかはわからないのだが。ちなみに、真っ赤に晴れ上がる、かゆくなる、だるくなる、熱が出る、と家族の症状は様々であった。

そういえば、予防接種は、看護師ではなく、医師が行うことになっているのか?それは初めて知った、恥ずかしい。その間も、その看護師さんはにこにこと笑って付き添ってくれていたのであった。

続けて、ピロリ菌の検査を行うということで、どうやら予約が通っていたか、あるいは無理に通してくれたのかわからないが、とにかくやってくれるようだ。最後に気付いたのだが、ここで先生とはお別れなのであった。お別れとわかれば、もっと丁寧に挨拶をしたものを。その点が悔やまれるのだ(後日注:年が変わって、またインフルエンザの予防接種を家族で受けた際にお世話になった)。

ピロリ菌出てこい

先ほどの看護師さんに呼ばれて行けば、カーテンで仕切られた個室に案内される。そこには、ベッドと椅子がひと組。まず、椅子に座って、吸った息をバッグに入れると言うことをやらされる。思い切り息を吸い、10秒ほどためて、バッグに吹き込む。バッグは10cmくらいの大きさなのだが、息を吐き出す口が付いている。そう、ゼリー状の栄養食品のパッケージのようだと思えばよい。ビ○ーインゼリー、とか。ぺったんこのアレに、息を吹き込むことを想像すればよろしい。

この検査は、「尿素呼気判定法」と呼ばれるもので、ピロリ菌の出す酵素レアーゼが尿素((H2N)2C=O)を分解し、発生した二酸化炭素(CO2)の呼気中の濃度を測るというものらしい。尿素から分解された二酸化炭素であることを識別するために、尿素中の炭素原子Cには同位体13Cを用いるということだ(通常は12C)。ちなみに同位体と聞けば放射性元素を思い出すが、ここで使うものは放射性のないものだということだ(11Cと14Cがあるが、14Cは半減期が長いために年代測定に用いられる)。尿素が分解されるとアンモニア(NH3)も発生するが、そっちの行方は不明なのであった。アンモニアは有害なはずなのだが…。

最初に吐いた呼気は、まだ何もしていない状態のものなので、ふつうの二酸化炭素(12C)が含まれているはず。そこで、尿素を固めたと思われる錠剤を飲み、5分間左腹を下にして横になるように指示される。ベッドで横になっていると、看護師さんが毛布を掛けてくれるので、あやうく眠くなってしまう。5分後、起こしに(?)来てくれたが、さらに15分、今度は椅子に座っていて下さいという。

暇つぶしは…。あ、新聞とかあるから大丈夫ですね!

と私の所有物を見てニコリとする。待合室から雑誌でも持ってきてくれるつもりだったのだろうか、親切な人である。

15分、新聞を読んだり文庫を読んだりとしていると、看護師さん登場。また、バッグを渡されるので、思い切り息を吸い込み、10秒貯めて、バッグに吐きだした。これで完了である。ピロリ菌がいれば、同位体(13C)を含む二酸化炭素がバッグに入っているはずということで、これで判定できるのである。結果はすぐに出るということで、来週ならばいつでもオーケーということであった。土曜日あたりに行ってこようと思う。

ピロリ菌が駆除されている確率は70%ということ(あれ?以前より下がったか?)なので、果たしてどうだろうか。駆除されていなければ、キャリアとしてまた過ごすのだが、再チャレンジは可能なのだろうか。そのへんを、結果次第ではきちんと聞いてみたいものだ。

十二指腸潰瘍治療&ピロリ菌退治記:その2の2〜鼻から内視鏡!?その2のその後

十二指腸潰瘍治療&ピロリ菌退治記

十二指腸潰瘍治療&ピロリ菌退治記:その3の2〜鼻から内視鏡!?その3(尿素呼気試験結果編)

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